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仮想通貨マイニングにかかる電気代の実際(日本、アメリカ、中国、アイルランド)

      2017/12/16

仮想通貨マイニングは、以前まではナード系の自己表現の一環として、仮想通貨マイニングを趣味の延長で実践している傾向が強かったと思います。

〇〇というGPUで、何枚のイーサリアムが掘れたなど報告は多かったのですが、電気代については殆ど触れられることはありませんでした。

ここでは、アメリカでもマイニングしている私の視点から、何故日本での仮想通貨マイニングが圧倒的に不利なのか電気代の観点からまとめておきます。

日本の業務用の電気価格は、海外の家庭用より高いためマイニングに不利

日本でも北海道、東北など土地代が安く、寒冷で冷却コストも若干抑えられるエリアであれば、電気代も1kwhで約16円程度まで工事が必要ではありますが、実現することは可能のようです。

ただ、電機工事で数百万円の初期費用が必要になるだけでなく、そもそも1kwhで16円という価格は、私が住んでいるアメリカの1kwhで12円という特に何もしていない家庭用の価格より高いです。

また電気工事も、400amps程度までは$3000程度で一般的に工事はしてもらえるので、S9で40台(1000万円相当)、GPUで400台(2000万円相当)までは置ける計算になります。

一方で、日本の場合は、100A程度が一般家庭での設定限界であり、1kwhも25円前後になるので、家庭でのマイニングは完全に趣味の領域になってくるかと思います。

海外マイニングの電気代に勝つためには

現状では、クラウドマイニング一択になってきますが、海外含めて今後は、マイニングマシンのストレージ系サービスが増加するのではないかと考えています。

既にアメリカではGiga wattという、リグ販売に加えて、メンテナンス付きのマイニングスペースの貸し出しも行う企業も現れています。

ただ、クラウドマイニングもGiga wattもそうですが、下記のポイントにおいて不安感はあります。

・物理的なセキュリティ対策(盗難、破壊工作など)
・ネットセキュリティ対策

マイニングファームを特定されて、組織的に破壊工作などをしかけられると、恐らく現状のセキュリティレベルではファームは壊滅する可能性はあります。リースや購入した採掘機が壊されれば、恐らく返金などもないので、その点では不安は大きいです。

また、Nicehashの事件でもあったように、クラウドマイニング系も数日~数か月分の顧客のマイニング資産をプールしているので、それを狙われた場合、自分のウォレットにない通貨は盗まれる可能性はあります。

そのため、結論としては安い電気代を日本に住みながらに達成するには、クラウドマイニングかマイニングスペースレンタルを使う必要があるが、どちらも不安材料はあるということが言えます。

日本国内の電気代を抑えたマイニングファームを待つべきか

現状では、何人かの個人レベルでマイニングファームの建立を狙う向きもありそうですが、恐らくは初期段階ではセットアップに相当苦労すると予想しています。

理由としては、何人かのステークホルダーが集まれば、利用機器にも文句はでるだろうし、工場の空きスペースに誰が追加のGPUを設置するかで揉めるはずだからです。

日本での立ち上げ段階でネックなのは、場所代の確保と、電機工事費用が莫大になりがちな点で、初期の参加者はそちらのリスクを全力負担する割に、割り当てられるGPUが少なすぎるためです。

また、GPUのアップデートなどで購入時期を後ろ伸ばしにしても、GPU販売タイミングで予定の台数確保ができる保証はありません。

AMDやNvidiaと提携しているなどあれば別ですが、数百台規模で提携できるとは思えない。

よって、将来的には、もう少しカジュアルな形式で、国内中規模マイニングファームの流れは強くなると思いますが、今まで太陽光などに流れていた法人などが、今後はマイニングファームに軸足を移すのではないかと予測しています。

中国、アイルランドのマイニング電気代について

アメリカ在住の私は、アメリカでマイニングを行っているが、日本との電気代について比較してみます。

日本での電気代の場合は、基本料金は800円前後で、GPU6台のリグを運用するのに900W程度かかると想定すると、1kwhは22円前後というのが日本の相場のようなので、リグ1機を運用するのにかかる月の電気代合計で約2万円ほどと想定できます。

アメリカの場合は、1kwhでおよそ12円程度なので約1万円程度と想定でき、日本の半分ほどの電気代でリグ1機を稼働させることが可能です。

他国では、中国、アイルランドも電力は安いようですが、産業用のバルク利用でない限りはアメリカよりは若干安い10円前後のようです。

今後の予想ですが、殆どのクラウドマイニング会社は、電気代を1kwh10円程度で計算して、メンテ費などを算出しているようなので、自分で管理できる規模間であれば、自分でマイニングルームを作ったほうが、GPUを売り払えるので有利なのではと考えています。

とはいえ、日本は電気代が高く、マイニングには向いていない国(殆どの国がそうですが・・・)だと言えるのではと思います。

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