hashflareのビットコインマイニングは儲かるのか?3カ月間のデータ分析
2018/01/18
hashflareの直近3カ月の採掘実績から、実際にhashflareのビットコインクラウドマイニングプランは儲かるのか、ビットコインの適正価格などについても考慮しながら、まとめてみました。
結論から言うと、直近3か月の実績に限って言えば、どのタイミングで買っても1年契約の期間内には購入金額分は、毎日ビットコインをドルで売却する前提で計算すると、回収可能な見込みになっています。
下記は、直近3か月の日次の回収期間の推移を赤線で示しました。
1THあたり契約価格を220ドルとすると、2017年12月17日時点の87日での回収見込みというのが、直近3か月間においてドルベースで最も効率よく採掘できていました。この時点では、1THが150ドルだったこともあり、60日での回収という見込みを立てて購入した人は多いのではないかと思います。
逆に、2017年11月13日の338日での回収というのがワーストケースです。この時点でも1THは150ドルだったので、実際には230日前後での回収見込みになっていたのですが、購入を検討する人はそれほど多くなかったと思われます。
ちなみに、2018年1月16日~17日のビットコイン暴落によって、現在の投資回収期間は230日前後になっています。
青線は、1年間の契約期間内に回収可能となるビットコイン価格です。最新の数字だとビットコインが8000ドルまで下がっても、ぎりぎり1年間の契約期間内で回収可能です。現時点ではビットコイン価格は1万ドルを割ったりもしているので、そろそろハッシュフレアの1年契約は、契約時点の見込みで回収不能になる可能性は高まってきています。
Hashflareのドル建てのビットコイン採掘量の推移について
ハッシュフレアの1THあたりのドル建てでのビットコイン採掘量について考察していきます。
2018年1月17日実績を見ると、1THあたり1.35ドルの採掘ができて、0.35ドルのメンテナンス費用を払うので、1ドル分のビットコインを手に入れられるという状況です。
下記が、直近3か月のビットコイン価格と、ドル建ての採掘量、ドル建ての採掘量-電気代(メンテ費)の推移です。
上記を見ると、まだ2017年10月~11月の1THあたりドル建て採掘量ほどには、ギリギリ落ちていません。
ただ、このままいくと10月~11月水準の落ち着く可能性が高そうです。
下記はBTC建ての採掘量の推移です。
これを見ると、USD建ての採掘量推移ほどには、乱高下していないことが分かると思います。
確かに難易度は徐々に上がっていくので、1THあたりの採掘量は減っていくのですが、ドル建ての採掘量推移のように突然何倍も採掘効率が上がったり下がったりしません。
最後に、ハッシュフレアにおける1TH220ドルの1年契約を回収可能なビットコイン価格と、実際のビットコイン価格を比較してみました。
2017年11月17日から2018年1月7日ごろまでは、契約費用を回収可能なビットコイン価格と、実際の価格の乖離が激しく、バブルだったと言えるのではないでしょうか。
ただ、それでも採掘難易度と連動して、投資回収可能なビットコイン価格を上回るペースで実際の価格は上昇しているので、まだ問題ない範囲での下落だと考えています。
これ以上のビットコイン価格の下落があった場合について
問題なのは、上記のグラフのオレンジの線を、赤線(実際のビットコイン価格)が割り込む場合で、その場合は採掘するよりもビットコインを買ったほうが割安になってしまいます。
そこまで割った場合は、ビットコイン価格は完全に割安だと感じるので、買い増す方向で動いています。
逆にいうと、今はクラウドマイニングするよりも買ったほうが割安で買える可能性が高まっているので、追加でのマイニング契約は控える予定です。